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添田善雄

========添田善雄さんの想い======

特定非営利活動法人 足立ほがらかネットワーク 会長

シニア世代の豊富な知識と経験を活かした有償ボランティア活動(地域貢献)です。活動を通じて「生きがい」「健康」づくり、「仲間」づくりを進めます。東京足立区で、暮らしのお困りごと解決のお手伝いを、支え合いの精神でサポートします。

強み

暮らしのおこまりごとお手伝いします

メッセージ

快適に暮らせるあたたかい町づくりに

DATA

電話番号
08012558424

メールアドレス
jimukyoku@adachi-hogaraka.net

ホームページ
http://adachi-hogaraka.net/index.html

団体名
特定非営利活動法人 足立ほがらかネットワーク

ほがらか通信
90歳
2021.11.14

寂聴さんが亡くなった。99歳だった。朝日新聞日曜版に連載していたエッセイ「 寂聴 残された日々」は、この世とのお別れの挨拶であり、最期まで作家としての本領を発揮した執筆活動であった。
あるサロンで、たわいない話題を交わす仲のTさんが、寂聴さんの熱心な追っかけだったと聞いた。失礼ながら、恋とか革命だとかとは、およそ連想の及ばない方とお目見受けしていたが、人知れず情熱を燃やして暮らしておられたと知った。人は見かけによらぬものと改めて感銘を受けた。
私が90歳超の方と最初に出会ったのは、40年ほど前のこと。日暮里で紙芝居をしていた横山さんだった。2〜3時間のインタビューのつもりが、1時から9時過ぎまで8時間を超える長時間にわたって、紙芝居の歴史、技術、仕込みに関する裏話など、ほとんど後継者を掴んで離さないという気迫でお話をされた。
幸いシベリア帰りの息子さんが後を継がれたが、当時としては稀有の90歳超の高齢者からお話を伺えたというめでたさに、固く握手をして辞したことであった。
高齢化社会の象徴とでも言おうか。一昨年の「人生ココから見本市」では、現役の経営コンサルタント井浦さんに「90歳、人生ココから」と題した講演をお願いした。体力も気力も記憶力も、その辺の若者も舌を巻く矍鑠(かくしゃく)ぶりで、多くの聴衆を魅了した。今年93歳でお変わりなくお元気に活動なさっている。
義父、義母は揃って90半ばまでの寿命を全うした。小僧としての修業時代を経て身を起こし、燃料商として一家を成した。軒先まで積み上げられた薪の前での家族写真が残されている。両親に抱かれている双子の赤ちゃんの一人が、私の連れ合いである。
薪の商いが、炭、炭団、練炭に変わり、電器屋の代理店になって、石油商になり、プロパンガスを扱い、戦後の燃料革命に適応して生き延びてきたが、長男の後継者を亡くすに及んで、勝山商店という夫婦の物語も終わりを告げた。
先日、フリーマーケットに出店した折、隣の爺さんが91歳だった。定年後の60歳から始めて30年のベテランで、いろいろ教えてもらった。かつては一日で半年分の年収を稼いだこともあったと懐かしがっていたが、当日はまるで売れないとボヤき節。路上でおばちゃんたちとのやりとりを楽しむ悠々自適な日々とお見受けした。
苦も楽も、喜びも悲しみも、その身一つに蓄え重ね、歳月を重ねられた人生はかけがえがなく尊い。
この二、三年で、90年には遠く及ばない寿命でのお別れを迎えたお仲間が相次いだ。哀惜に耐えない。
しかし、時の長さだけが価値ではあるまい。その充実した敬愛すべき人生の一端に触れることのできた幸運に、心よりの感謝を捧げてご供養したいと願う。(添田)
秋の灯や庵に残す熱き魂 葦生

定例会・理事会のお知らせ
時:11月20日(土)
理事会 午後1時30分
定例会 午後3時〜5時
所:NPO活動支援センター
次第:
・担当理事報告
・NPOフェスティバル用動画撮影
・ハンドセラピー講習会 4時から
・安心サポート報告と事例共有
・新春まち歩き企画案募集
・ネットワーク事業報告 行政との対話