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確定給付年金

確定給付年金(かくていきゅうふねんきん、DB制度:Defined Benefit Plan)は、給付額が制度資産の利回りに直接基づかず、加入者の勤務期間や給与などの要素に基づく計算式によって規定される年金制度のことである。日本においては、確定給付企業年金法に基づく確定給付企業年金Defined Benefit Corporate Pension)を指すものとして用いられることがある。また、支払い方法が年金であるものに限られるものではなく、一時金制度であっても、DB制度とされる。DB制度には、制度資産を積み立てる場合と積み立てない場合があるが、積み立てる場合には、掛金は数理的な(actuarial)方法に基づいて設定されることが、国際的には通例である。確定給付企業年金では、適切な年金数理に基づいた積立てが必要とされる。この場合、予定通りに制度資産の利回りが確保できない、長寿により予定した額よりも多くの資金が必要となる、といったように、年金数理で用いた各種の予定と実際の状況が異なる場合や、予定の変更をした場合には、追加の掛金を拠出する必要がある場合や、逆に、掛金の引下げが可能な場合がある。

対になるものとして、確定拠出年金がある。確定拠出年金DC制度:Defined Contribution Plan)では、掛金を規約に定め、拠出された掛金を運用し、運用の結果が年金額となる。拠出するべき掛金があらかじめ定められている制度であり、制度変更をしない限り、企業は追加的な拠出をしない(したがって、DB制度とは異なり、企業会計上、退職給付債務に基づく会計処理は適用されない)。